晴天の霹靂

自分が癌になるなんて思ってもみなかった人間が、初めて癌になって知ったことを色々書き留める日記。誰のためでもない、自分のための備忘録

結果を聞きに行く

ちょうど手術をしてから1年になります。

 

今回は検査の結果を聞きに行くわけですが

 

主治医の先生は

病棟>検査>外来

 

な感じで機嫌が悪い(とゆ~か忙しすぎるからだけど)

 

なので、行く前から

「また先生が荒ぶってるのかなぁ…」

と覚悟をして行ってみたらば

 

 

…あれ?機嫌がいいぞ

 

何なら超!穏やかで優しいぞ(いや、元々先生はそういう人だった筈)

 

何故だろ~…と思ってみると、恐らく

 

 

年末で新規入院患者も無く、手術も無いから

 

 

ではないかと

 

 

検査結果を聞きに診察室へ入ると

血液検査の結果の用紙を渡され

 

「問題ないです」

 

CTの画像を見ながら(マウスでグリグリ画像展開させながら)

「問題ないですね~」

 

 

…素人には何が問題がないのかあるのかすら解らんぞな

 

と思い、つい

 

「解説が無いと解りません」

と口走ってしまったのです。

 

すると先生が、画像をゆっくり展開させながら

 

「ここが心臓、ここが肺」

と丁寧に一つ一つ説明してくれてるではないですか!

 

…吃驚

 

そして、肺の画像の中に白いポツポツが点々と写っているので

「この白い点々は何ですか」と聞くと

 

血管です

 

 

…なるほどぉ

 

こんなに親切丁寧な先生は久しぶりだ(手術前の説明の時以来かも)

 

 

そしてついでに

「エコーの結果はどうだったんですか?」

と聞くと、こちらも問題なしとの事

 

 

なので

 

「先生が、エコー見てる時、時々手が止まるたびにドキッとしてたんですよ~」

と言うと

 

「写真を撮るために手が止まってるんだよ」

と言われる

 

そして

 

「何か異変があったら、僕はその場で言います」

 

…先生は言うタイプなんだね

 

人によってはその場では言わずに診察室で言う、ってタイプの人もいるしね

 

 

 

何はともあれ、1年検診も無事クリア!

 

あと4年も逃げ切れる…か!?

 

 

そして、胸に塗っているクリームはまだあるか?と聞かれたので

4本残ってますと伝える

 

ついでに

「色が薄くなるまで塗ればよいのですか?」

と聞くと

 

「…ほぼ一生」

と言われる

 

 

…一生かぁ

 

先生、ずっとここの病院にいてね

 

と心の中で思ったであります