晴天の霹靂

自分が癌になるなんて思ってもみなかった人間が、初めて癌になって知ったことを色々書き留める日記。誰のためでもない、自分のための備忘録

検査結果

先日受けた、半年検診の結果が出ました。

 

病院は入り口で検温しますが、何故か私の体温は36度(ジャスト)

そして検査の人に「予約診療ですか?」と聞かれる

 

…飛び込み受診は出来ないのだろうか…?

 

無事通過して外科へ

 

そして検査結果を聞く緊張の瞬間

 

血液検査…問題なし

CT…問題なし

 

思わず「…良かったぁ」と声が漏れる

 

とゆ~わけで半年検診はクリア

 

塗り薬がまだあるか、と聞かれ(半年前に4本貰った)2本残ってる、と伝えたら

 

何故か追加で4本処方された

 

…まぁ、足りないよりはいっか。

 

タモキシフェンも切れそうなので追加処方されました

 

今回は割と難なく終わりそうだったので少し質問

 

「あの…運動に制限はないんですよね?」

「無いですよ」(何故か明るい声の先生)

 

「じゃあ…ダンベルとかバーベルとか持ち上げても平気ですか?」

「大丈夫です」

 

ところがこの前日に私はバーベルを持ち上げていた時に胸にピキッと軽い衝撃が走っていたのです

 

「実は昨日、バーベル持ち上げてたら胸がピキッって言ったんですけど、本当に大丈夫ですか?」

「何キロのを持ち上げたの?」

「2キロです」

というと

 

「20~30キロのものを持ち上げたのでなければ大丈夫ですよ」

 

…あのぅ。私、こう見えても(どんなだ)そんなに力持ちじゃないんですよ

 

という言葉を飲み込む(冗談通じるタイプの先生じゃないから)

 

なので

「無理無理無理無理」

ジョジョばりに(あれ?あっちはムダムダムダだっけ?)と手を振る

 

外科は今回は割となごやかに診察終了したのであります。

 

そして

 

続けて放射線科の診察へ

 

こちらは肌の状態を確認して、問題ないので

「今回で終診とします」

 

 

もうここに来ることもないだろう…と思うので一応

「あの…岡江久美子さんがコロナで亡くなってますけど…」と聞いてみると

 

放射線治療が影響してる、なんて言ったのは素人です。放射線学会とかも『コロナと無関係』と声明をだしてます」

 

…こちらもコロナ関係の質問するとやや機嫌悪くなりがち?

 

と思いながら聞いていると

 

「大体、世の中に同じように乳がん治療してる人がたくさんいます。その人たち全員が亡くなってるワケじゃないし、そんな事言ってたら家から出られないでしょう?」

 

…仰ることは解りますが、多分世の中の乳がん患者(いや、乳がんに限らず癌患者は皆)をれを恐れてるんだよ

 

「彼女の詳しい病状は解らないし、たまたま免疫力が落ちていたのかもしれないし、外国では二十歳くらいの人も亡くなってる。誰がどうなるかは解らない」

 

…ここで、外科の先生の言った「免疫力なんて数値は無い」を思い出す

 

同じお医者さんでも『免疫力』って言葉を使う先生と、使わない先生がいるんだね~…と参考になる

 

ただ、外科の先生、放射線科の先生共に言うのは

 

「彼女(岡江久美子さん)はたまたま亡くなっただけ」

(乳がん患者が皆そうなるわけじゃない)

 

…確かに一般人でもコロナに罹患して軽症で済む人、無症状の人、重症化する人、様々だもんね…

 

ただ、私が今回印象に残ったのはやはり、外科の先生の言った

「免疫力なんて数値はない。血液とかは数値で出るけど、免疫力なんて数値はありません」が凄く印象的でした。

 

説得力ある理数系、って感じですよね