晴天の霹靂

自分が癌になるなんて思ってもみなかった人間が、初めて癌になって知ったことを色々書き留める日記。誰のためでもない、自分のための備忘録

1日じっくり考えた

放射線技師や看護士に言われたことを1日グルグル考えました

私はそんなに(線が消えるほど)ごしごし洗ってはいない

けど、線が消えると確かに書き直しになって大変なのは解る

 

じゃあ…

 

私が書けばいいんじゃん!?

 

最初の時に「自分で書かないでください」と言われたけど、消えたことに対して文句言われるぐらいなら自分で書いた方がましじゃん?(怒りも込めて)

 

そしてツラツラ考える

 

今まで病院で怒られた事ってあったっけ…?

 

思い出すとあった。

医者に1回。看護士に1回

でもすべて子供の時だな

 

子供の頃も入院、手術した事がありました

 

手術後に出たごはん(といえる固形物ではない。0分のごはん。お米のとぎ汁みたいな白い液体が出た)

これがまた…

 

死ぬほどまずかった

 

ので食べなかった

 

そしたら医者に

「ご飯も薬だと思って食べなきゃだめだ!」

と泣くまで怒られた

 

しかし不味いものは不味い

 

翌朝のご飯(といえる固形物ではない)は白い液体(とぎ汁みたいなごはん替わり)と味噌汁(こっちは具のない味噌汁。飲める)だったので

味噌汁だけ飲んだ

 

そうしたら看護士さんが「あ。半分食べたね、やっぱりこのごはん、美味しくないからみんな食べないんだよね~」

…そんなに不評なら味の改善をお願いします

 

それが1回

 

他は同じく子供の頃入院してた病院の時。

子供なので多少でも元気なら遊んでしまう

車いすで皆で遊んでて怒られた…(当たり前)

 

思い返せばその2回しかない

そして、大人になれば怒られて当たり前だと解る

 

しかし…今回のは考えるほど納得がいかない

 

だってわざと消してるワケじゃないし

何であんな言いかたされなきゃいけないわけ?

 

1日かかってムカムカしてきたので次の放射線治療の時に放射線技師に言いました

 

「あの、(胸に書いた線)消えてまた書き直しのお手間を取らせては申し訳ないので私書きます」

慌てて止める放射線技師

「いえ、私たちが書きますから」

「でもみなさんのお手間を取らせては悪いので。私が書きます」

治療後に看護士がすっ飛んできた

 

「由良さん、何か酷い事言った技師さんがいたんだって?理系は口のきき方知らないから…こっちからも言っておくから」

ここでつい涙ぐみそうになりました

 

「…正直言って、心折れそうです。放射線治療って25回やらなきゃダメなんですか?」

「もう少しだから!頑張りましょう!」

 

考えると辛くなるから考えないようにしてたけど

結構辛くなってきますね

 

放射線治療は全部で25回

 

…先は長い