病理生研
次は病理生研です
病理生研とは、胸に僅かに傷をつけ、そこから針を刺して組織を取り出し検査します。
緊張しつつ、外来に行くと先生が
「針検査すると、傷がついちゃうから、先にCTとMRI撮影にしていい?」
急きょ予定変更
CTとMRIを撮る前には造影剤を体内に注入します
点滴で注入するのですが、その前のルート取りをするのが新人(患者は練習台)
…覚悟はしていたけど痛い。ってゆ~かルート取り失敗してる
解っているけど言えずに痛みを堪えていると
「由良さん~?痛いですか?」
…あまりの痛さに声も出ずに耐えていると異変を感じ取ったらしい先生(ベテラン)が交代
新人が失敗した左腕はこのあと2週間近く真っ黒になりました(まるでシャブ中患者のよう)
右腕に造影剤の点滴を入れながらまずはMRI撮影
MRIは撮影時には金属のものは持ち込まないように(磁気共鳴撮影だから)というのは聞いていたけど、お化粧の光るパウダーとかの成分も金属を含むので化粧してこないでください
というのは驚きでした
初めてのMRIですが、噂には「凄く煩い」と聞いていたので技師さんに聞くと
「撮影部位が頭、もしくはあなたのように胸の人は煩いでしょうね。もっと下の部位の人はあまり煩くないらしいですよ」との事
ヘッドホンのようなものを耳に装着して(一応耳栓替わり)MRI撮影開始
…噂に聞いていたように煩い
しかし、工事現場のような煩さを想像していたけど、実際は高い音、低い音、色々な音で
「キンキンキンキン」「カンカンカンカン」「ゴンゴンゴンゴン」等が響いてくる
MRIは20分くらい続くのですが動いてはいけないので退屈
なので、「今はライブを待っている状態でこの煩い音はチューニングなんだ」と妄想をしてやり過ごしました。
終わると次はCT
CTは大きなドーナツ状の機械の中に通される状態でこちらは静か
基本的には寝ているだけで済みます。
MRI・CTが終わると次は針検査(病理生研)
部分麻酔だし、そんなに痛くないのだろう、と思っていました
いざ始まると、針を刺す一瞬が痛い
エコーを掛けて腫瘍の場所を確認しながら先生が針を刺して行っているようなのですが(怖くて見れなかった)
予想外だったのは
何回も針を刺す
感覚的には「パチン」「パチン」とホチキスみたいに一瞬痛い感覚だったので我慢できたのですが、こんなに何回もやると思っていなかったので段々痛くなってくる
顔をしかめて我慢していると、やっと終了
先生がタオルで拭いている感触はあったのですが、起き上がってみると処置室のベッドも血で汚れてました
…意外と出血してるんだなぁ
痛みどめをもらい、「痛かったら飲んでください」と言われたのですが、そんなに痛くなかったので「これは飲まないで済むかな…?」と思っていたのですが
夜になってきたらじわじわと痛みが…
1週間分の痛みどめを貰ったのですが意外と消耗しそうです
結果は1週間後
1週間後には腫瘍が良性なのか、悪性なのか
全身に転移しているのか
解ります