晴天の霹靂

自分が癌になるなんて思ってもみなかった人間が、初めて癌になって知ったことを色々書き留める日記。誰のためでもない、自分のための備忘録

自覚

はじめまして。

 

ブログなんて何年も書いてない人間が何故わざわざ新しくブログを開設してまで書こうとしたのか。

 

それは、それまで自分には全く関係ないと思っていた病気

 

『癌』になったから

 

癌というイメージは私にとっては

 

死に至る病

 

でした

 

これは癌になった私が、検査と治療を通して癌へのイメージが変わっていった事を書き残そうと思って書いている備忘録のようなものです。

 

 

 

某年某日の自覚から書いていこうと思います。

 

 

* * *

 

 

 

私が罹ったのは『乳がん』です

 

乳がんと言えばイメージは小林麻央さん

 

正直、壮絶な闘病の末に亡くなった方

というイメージでした。

 

それと漠然としたイメージとして胸の大きな人が罹る病気

 

私は身内にも癌患者はいないし、胸も大きくないし、自分には関係ない…と思っていました

 

なので乳がん検診も受けたことはありませんでした。

 

自分でたまに自己触診代わりに触る事はありましたが、下から包むような感じで触っていました

 

もちろん、それまで何も異常なし

 

しかし某日

 

いつも残業が凄まじい私は半分眠りながら風呂に入っている状態なのですが、たまたま早く帰宅することが出来ました。

 

こんなチャンスは滅多にない!

と思って帰宅早々に入浴

 

心に余裕のある状態でゆっくりお風呂に入れるのって嬉しい~と思いながら体を洗っているとき

 

たまたま腕を上げている状態で胸を触ったのです

 

すると、胸に感じるしこり

 

…え?なに?これ…?

 

何回か触ってみても間違いなくあるしこり

 

一瞬にして頭の中に「乳がん」の言葉がぐるぐる回り始め、血の気が引いてしゃがみこみました

 

しかしいつまでもしゃがんでいても仕方ない

 

お風呂をあがって、念のため家人にもしこりを触ってもらいました

 

そして顔色の変わる家人

 

すぐに「明日病院へ行け!」と言われました

 

ところでやっぱり胸のしこり、ってくらいだから産婦人科かな~…?

 

なんて思いながら総合病院を探しました。

 

早く済めば、翌日の予定は遅刻していけるかな、なんて思いながら